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エクセルのバージョン違いでマクロのエラー

time 2022/09/29

エクセルのバージョン違いでマクロのエラー

今、お使いのOfficeのバージョンは何を使用しているでしょうか。

Office2010のサポート期限が2020年に切れ、そしてOffice2013のサポートが2023年の4月に切れてしまうことが決定しています。

サポート期限が切れてもソフトの動作自体に問題はありませんから、そのまま使い続けることはできますが、セキュリティーが甘くなって攻撃を受けたりと、コンプライアンスリスクになり得るでしょう。

つまり、Officeバージョンの見直しは、リスクマネジメントの観点から非常に重要ということです。

最新ツールを常に使用できるサブスクリプションサービスであるMicrosoft365も用意されていますから、そちらを使用するのも良い選択かと思います。

 
 
さて、ここからはExcelのバージョン変更による影響についてのお話です。

 
Excel2003以前とExcel2007以降では、UIは一新され、ファイル形式も変更となっています。もちろん、互換モードで保存すれば以前以後とも関係なく扱うことはできるのですが、2007以降、名前が変更された関数や新しい関数が追加されていますので、バージョンが違えばどうしてもエラーが出ることがあります。

Excelでの数式の互換性の問題(Microsoftサポートページが開きます)

 
これはマクロにも言えることで、昔作ったマクロ入りのExcelファイルを新しいバージョンのExcelで開くと、期待した動作をしない、あるいはエラーが出るといった不具合も少なくはありません。

こういった不具合が出た場合、参照設定を見直すなど設定で回避できることも多いです。

それでも、どうしても直らない場合は、やはり動作を確認しながらエラー箇所を修正していくという作業が必要になります。

バージョンが同じでも、32bit版と64bit版の違いが原因のこともありますので、こちらにも注意が必要です。

 
 
最後に余談ですが、Office2003のときにMOSというマイクロソフト認定資格が、Office2007ではMCASと名称が変更されました。(現在は、結局MOSに名称が戻っています)

UI・ファイル形式も然る事ながら、認定資格の名称変更まで行われるほど、大刷新であった印象です。